CookBook1 基礎編

1-7フォントサイズを変更する

1-6で生成したPDF帳票を見ると、左下の郵便番号部分の文字サイズがテンプレートの文字に対して大きすぎることが気になります。
"郵便番号”フィールドのフォントサイズを変更してみましょう。

【利用API】

クラス:Field
メソッド:setFontSize(float fontSize)

【引数】

fontSize : フォントサイズ
fontSizeの範囲は、
±3.40282347E+38 ≦ fontSize ≦ ±1.40239846E-45
です。

ただし、fontSize ≦ 0 である場合、出力される文字サイズは、report.propertiesで設定してあるデフォルトのフォントサイズになります。

【用途】

取得したフィールドのフォントサイズを変更します。

記述例

//フィールドを取得
Field field = report.getField("xPostCode");
//取得したフィールドのフォントサイズを8ポイントに変更する。
field.setFontSize(8);
//フィールドに文字列を埋め込む
report.putFieldData(field,"133-0061");

記述例を参考にして、フィールドの文字サイズを変更するコードを追記してください。

追記されたコードはこちらをご覧ください。
◎javaファイル:cookbook1/chapter1-7/OrderFormFin.java

コードの追記が終了したら、プログラムを実行し生成されたPDF帳票を開いてみましょう。
指定したフィールドの文字サイズが変更され、体裁が整っていることを確認してください。
◎出力されたPDF帳票:cookbook1/chapter1-7/OrderFormFin.pdf

テキストフィールドのプロパティを変更してみよう

"テキストフィールドのプロパティ"ダイアログでは、"表示方法"タブの"フォントサイズ"項目で、文字のサイズを決定できます。
デフォルトの設定では[自動]となっていて、この時本ライブラリではreport.propertiesで設定してあるデフォルトのサイズで表示されます。
"フォントサイズ"を変更すると、上記で説明したAPI[setFontSize(float fontsize)]と同様の制御ができます。
全プロパティの設定については、「テンプレートの作り方」を参考にしてください。

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