ページ毎に利用するフォーマットを切り替えてPDF帳票を作成する方法を紹介します。
例えば請求書は、1ページ目にお客様名、住所、総合計額等を記載するヘッダ部と明細行があり、2ページ目以降は明細行のみといった帳票フォーマットが一般的かと思います。
帳票フォーマット:tips2/form/Tips2.pdf
こういった1ページ目と2ページ目のフォーマットが異なる帳票を作成する方法を紹介します。 WPRLでは、テンプレートPDFファイル内のページを切り替えることによって出力する帳票の1ページ目と2ページ目以降のフォーマットの切り替えを行ないます。
1.テンプレートPDFファイルの作成
作成したいPDF文書で利用する異なる全てのフォーマットを1つのテンプレートPDFファイル内に作成して下さい。
- ※
- テンプレートの作成方法については「テンプレートの作り方」をご参考下さい。
2.プログラム作成
ページを新規作成する
クラス:Report
メソッド:createPage(int templatePageNumber)
引数:templatePageNumber テンプレートPDFファイルのページ番号
戻り値:void
【記述例】異なるフォーマット「F1」と「F2」を使用
//「F1」を使用して1ページ目を作成します
report.createPage(1);
//文字や画像を差し込みます。
report.putFieldData("xYear", "17");
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//「F2」を使用して2ページ目を作成します
report.createPage(2);
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//「F2」を使用して3ページ目を作成します
report.createPage(2);
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【 注意 】
createPageメソッドを使用後、使用前のページに文字や画像を差し込むことはできません。
紹紹介したAPIを使用した内容を含んだサンプルプログラムとテンプレートPDFファイル,出力されたPDF帳票は以下リンクにあります。
出力されたPDF帳票:tips2/Tips2.pdf
javaファイル:tips2/Tips2.java
(ファイルをダウンロード実行の際は、拡張子の変更を行なってください)
テンプレートPDFファイル:tips2/initial/Tips2.pdf