CookBook2 応用編

2-5付録

2-5-1 テンプレートPDFファイルに定義されているフィールド

基礎編のテンプレートPDFファイルに定義してあるフィールドは、以下の通りです。

フィールド定義一覧

フィールド名フィールドヒント
xAmount.0請求金額
xAmount1合計金額1
xAmountMes請求メッセージ
xBox.0認証印0
xBox.1認証印1
xBox.2認証印2
xBox.3認証印3
xCComNameお客様企業名
xCode.0お得意様コード
xCode.1お得意様コード
xFree備考欄
xFurikomisaki振込み先
xGochumonNo御注文No
xHanbaijissekiNo販売実績No
xInfoAdrsお客様か自社情報(住所)
xInfoBusyo.1お客様か自社情報(部署1)
xInfoBusyo.2お客様か自社情報(部署名2)
xInfoCNameお客様か自社情報(企業名)
xInfoName_phoneお客様か自社情報(名前か電話)
xInfoRightAdrsお客様か自社情報右(住所)
xInfoRightBusyo.1お客様か自社情報右(部署1)
xInfoRightBusyo.2お客様か自社情報右(部署2)
xInfoRightCNameお客様か自社情報右(企業名)
xInfoRightName_phoneお客様か自社情報右(名前か電話)
xKensyuYMD.0検収年月日
xKensyuYMDMes検収年月日メッセージ
xKensyuin検収印
xKensyuinMes検収印メッセージ
xMessageメッセージ
xNo.0請求No
xNo.1請求No
xNonyusaki納入先
xOnchu御中
xRogoロゴ
xTax消費税
xTitle帳票タイトル
xToshaJyuchuNo当社受注No
xUchiwake.0内訳0
xUchiwake.1内訳1
xUchiwake.2内訳2
xUchiwake.3内訳3
xUchiwake.4内訳4
xYMD年月日
xYen.0金額0
xYen.1金額1
xYen.2金額2
xYen.3金額3
xYen.4金額4
フィールドに定義した情報を見ることができます。
(テンプレートコンパイラで出力したフォーム定義ファイルを入力としフォーム定義出力ユーティリティで出力したCSVファイルです。)
応用編のPDF帳票は一ページのテンプレートPDFファイルから出来ています。
フィールド定義位置のイメージ中央左にみられるように、フィールドは重ねて定義することもできます。
よく似たテンプレートを複数枚用意する必要がある場合などはこのように一ページのテンプレートに定義した方が、後にテンプレートの修正が起こった場合に手間が省けるといった利点もあります。
このファイルは上のフィールド定義位置イメージでは少々見づらいので出力するPDF帳票のページ単位でフィールド定義位置のイメージを分けて出力したものです。
つまり実際のテンプレートはこの3ページのテンプレートを重ねたものと考えてください。

2-5-2 外字フォントの作り方

帳票に人名・地名の特殊な漢字を使いたいけれどコンピュータ上に無い場合、外字作成ツールを利用して使用したい外字を作るか、外字を収録したフォント素材集を利用して帳票に出力します。

本ライブラリで動作確認した外字作成ツール・フォント素材集は以下の二点です。

  • 外字作成ツール
    <製品名>DynaFontR GaijiBuilder for Windows
    <発売元>ダイナコムウェア株式会社
  • フォント素材集
    <製品名>感動素材DynaFontR50
    <発売元>ソースネクスト株式会社

本稿では、DynaFontR GaijiBuilderを使った外字の作り方を紹介します。

グリフエディタを使って外字を作成し終えた所から紹介します。

1.[ファイル]/[保存]をクリックします。

2."一般"ダイアログのTTF(TrueTypeフォント)を選択した状態で"次へ"ボタンをクリックします。

3."名前(NAME)"ダイアログが表示されます。

"0.著作権"
"1.フォント名(ユーザー用)
"3.フォント名(アプリケーション用)
"4.フォント名(システム用)
をデフォルトから変更し、自由に命名して下さい。

"1.フォント名(ユーザー用)
"3.フォント名(アプリケーション用)
"4.フォント名(システム用)
の名称は同じフォント名にすることが推奨されています。

4."次へ"ボタンをクリックします。

5."角ゴシック"を選択して"次へ"ボタンをクリックします。

6."外字登録"ダイアログを表示します。

このオプションでは、保存する外字ファイルをシステムにインストールされている書体に関連付けて、選択した書体の外字ファイルとして使用するように設定できます。
ただし、作成した外字を本ライブラリで使用する場合はここで設定する必要はありません。

この設定と同等の設定が「2-1 フォントを埋め込む」の中段「3.フォントに関連付ける。」でも説明しているreport.propertiesファイルへの登録になります。

引用

report.propertiesに登録し、外字をフォントに関連付けします。
下記の例では用意した外字をMSGothicフォントのprivate領域に関連付けています。

font.MSGothic.latin=MS-Gothic
font.MSGothic.cjk=MS-Gothic
font.MSGothic.private=MS-Gothic
font.MSGothic.private=nabe1

7.外字ファイルに名前をつけて保存します。

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