自動生成開発ツール「GeneXus」を用いたシステム開発

GeneXusとは?

GeneXusは、アプリケーションシステムのプログラムを自動生成するツールです。南米ウルグアイの同名の会社が開発した製品で、世界中の有力企業のアプリケーション開発やシステム統合に利用されてきました。システム開発で最も時間と人手を要する実装工程を自動化することにより期間とコストを大幅に削減することができるのです。Java、C#、Rubyなどの開発言語、メインフレーム、各種サーバ、Webベースなど稼働するプラットフォームなどを選ばずに適用でき、最新バージョンはスマートデバイスにも対応しています。

「全自動化」への挑戦

ユーザーが扱う伝票や請求書、業務ルールなどをGeneXusの入力画面に記述すると、強力な推論エンジンが働いて、その情報から処理の順序やデータの構造を類推し、プログラムのソースコードとデータベースのテーブル定義情報を自動生成するのです。実際には、ユーザーが求める画面構成や使い勝手の内容によっては全てが自動化されるわけでなく、開発者が介入しなければならない部分もあるのですが、理想的にはできるだけ「作らない」システム開発を志向するツールといえましょう。開発エンジニアとしては、企画・設計段階においていかにスマートにインプットすべき情報を料理しておくか、が腕の見せ所になります。

英語力=提案力

当社では、鋼材商社向けの販売管理システム「Steel Manager」や、自社内の販売管理システム「KWIC」などを、このツールを使って開発してきました。そのほか、私の場合は、提携する他社に派遣されて、その顧客である不動産会社の販売管理システムの刷新・統合をGeneXusを用いて行うプロジェクトに参加した経験もあります。

わが国では、最近でこそ大手企業での活用事例も増えていますが、まだまだこの便利かつ強力な開発ツールの存在が十分に知られているとはいえない状況だと思います。私はこれまでの経験を活かして、GeneXusの強みを生かした超短納期開発、低コストでの新規システム開発や、既存システムのマイグレーションなどをお客様にどんどん提案していきたい、と考えています。そのためには、まだまだ勉強しなければならないことも多く、既存システムの保守や小改善といった日常業務においても腕を磨くチャンスはいたるところにころがっている、と思っています。

また、こうした海外発のすぐれた技術に関する情報をいち早く手に入れるためには、英語を読む力が必要だと痛感しています。特にGeneXusの場合は、日本語の技術文書はスペイン語から翻訳されたものであるため理解しづらいものも多く、むしろスペイン語と同時に発行される英語文書を読んだ方が早い場合があるのです。語学力のアップも今後の課題ですね。

オフタイムはテニスで汗を流しています。

学生時代に部活でやってきたテニスが、今でも私のオフタイムの活動の中心です。会社のテニス部に入っているほか、専門学校時代のテニス部OBの紹介で知り合った仲間による同好サークルで、有明や大井などの公営コートを借りて楽しんでいます。老若男女30人くらいのメンバーのうち都合があう10人くらいが毎回集まるという形ですね。汗を流したあとのビールが楽しみという面もあります。

ちょっと人見知りするシャイな面があって、合コンなどは苦手なのですが、そうした面をなんとかしたい、というのもプライベート面での課題です。

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