鉄鋼商社向けアプリケーションシステムの開発

私の仕事内容

現在担当しているのは、鉄鋼製品の国内取引および輸出向けの受発注システムの開発。協力会社を含めて5人のチームのリーダーとしてのプロジェクト管理と要件定義から実装、テスト、アフターフォローまで一貫して担当しています。

鉄鋼製品は原則として注文生産であり、商社は様々な需要家からの注文をとりまとめ、用途に応じた規格その他の仕様、寸法、重量、納期、受渡場所、価格、支払条件など200項目以上の注文事項を鉄鋼メーカーのオーダーエントリーシステムにインプットします。そうした商社ビジネスの基幹をなす作業を、より正確、迅速、効率的に行えるようにするためのシステムを構築しようとしているのです。

信頼関係が優れたシステムを生む

すぐれた情報システムを開発するためには、お客様との信頼関係が大事であることはいうまでもありませんが、特に私が担当する業務アプリケーションといわれる分野では、深く幅広い業務知識と、お客様に十分なメリットをもたらす情報システムの企画・設計能力、そしてチーム全体で質の高いプログラム開発を行うマネジメント能力が要求される仕事です。やり甲斐があるとともに責任の重さに身の引き締まる思いも感じますが、よいシステムができて、楽になった、スピードや生産性が上がった、見える化や分析ができるようになって業務の質が上がった、といったメリットをお客様に感じていただけたときはとても嬉しく、誇りに思いますね。

家庭も仕事も信頼関係が一番

プライベートでは、昨年子供を授かりました。妻は現在育休中ですが、家事、育児の分担をめぐって家庭内バトルが始まっています(笑)。休日はできるだけ子供の面倒をみるようにしていますし、平日も食事の用意はできるだけ私がするようにしていますが、ゼロ歳児の子育てに追われる妻からみるとまだまだ足りないみたいです。大好きな英国プレミアリーグの試合は録画しておいて夜中にこっそり観るようにしています。いろいろなことがあってもわが子の笑顔に救われる、という毎日ですが、妻が職場復帰したらますます大変になるでしょう。

仕事の手を抜くつもりはありませんが、いわゆるイクメンとして、家庭生活も大事にしていきたいと思います。会社も育児休暇、短時間勤務、在宅勤務など、いろいろな制度を用意してくれており、男性社員もこれらを積極的に活用すべきだと思いますが、なんといっても大事なのは職場での信頼関係です。「ワークライフバランス」というときの「ライフ」、つまり人生において仕事以外に大事にしたいものは、育児や家族のことに限らず、人によっていろいろです。職場の仲間のひとりひとりが大事にしているものを理解し、尊重し合うためには信頼関係がベースになります。また、いくら理解して思いやり、助け合おうと思っても、お互いの業務をいつでも替われる実力がなければ、各自のワークバランスを十分にとれるようにはならないでしょう。業務の共有化、メンバーひとりひとりの実力アップが課題だと思っています。

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