IP電話内線網・音声クラウドの構築と保守サービス

私の仕事内容

IP(Internet Protocol)電話内線網では、高価で有資格者による工事や煩雑な保守を必要とするPBX(電話交換機)の代わりに比較的安価なIPサーバを利用します。サーバ利用ですから、同じビル内にPBXを置く必要はなく、インターネット回線を通じてクラウド上に置いて集中管理することもできます。これが音声クラウドと呼ばれるシステムです。自社で設備を持つ必要がなく、しかもサーバを堅牢なデータセンターに置けば、災害対策上のメリットもあります。集中管理ですから、保守作業も当社の本社のデスク端末から行うのが基本で、迅速な対応が可能です。

当社は、この音声クラウドをJFEグループ内に積極的に展開する役割をになっています。特定のキャリアー(電話会社)に依存しないという立場で、それぞれのお客様の状況に適したシステムを提案し、設計・構築からアフターサービス、電話料金支払い代行まで一貫したサービスを提供しています。

また、内線電話を固定電話からスマートフォン化するというサービスも行っており、安全で便利な内線網の構築により、お客様の業務効率化、機会損失の減少、コストダウンなどにも寄与しております。

今後の展望と課題

今後は、SIMフリー化ということを活かして、移動体通信サービスを自ら行ういわゆるMVNO事業者としてグループ内により有利な音声サービスを提供することなども企画していきたいと考えています。

電話がIP化するなかで、ちょっと厄介なのがFAXです。FAXはアナログ機器ですから、通常のLANケーブルで接続するIP電話とは回線が異なります。日本のビジネスではまだまだFAXが健在ですし、複合機も多数存在します。私どもでは、オフィスの引っ越しやレイアウト変更による電話工事を受注することが多いのですが、FAXの回線の移動にはキャリアとの手続などにも注意が必要なので、気を配るようにしています。

オフタイムは剣道で汗を流し、美術館めぐりでリフレッシュ

大学時代には剣道に打ち込んでいて、普通より長い期間在学してしまったりしたのですが(笑)、今はたまに道場に顔を出して汗を流す程度です。それよりも、オフタイムには美術館めぐりをしたりすることが多くなりました。電話工事というのはお客様がお休みの週末に行うことが多いので、結果として振替休日をウィークデイにとることになります。平日の美術館は空いていてゆっくり鑑賞でき、気分も落ち着くので大好きな空間です。特に好きなのはルネッサンス絵画かな。以前に旅行したフィレンツェのウフィッツィ美術館でボッティチェッリの<プリマヴェーラ(春)>と<ヴィーナス誕生>を観て、すっかりその魅力の虜になりました。印象派や現代的な作品よりも、輪郭がくっきりとして色も美しい具象的な絵で、画家の高度な技量がシロウト目にもはっきりわかるものが好きです。その意味では、日本画の大和絵や琳派もいいですね。美術史とかそういう知識はまったくないし、お勉強する気もありません。ただ自分が美しいと思うものに見とれている時間が貴重だと思っています。

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