他言語サンプルのフォント設定例

WebKCore PDFレポート ライブラリで日本語以外のアジア言語(中国語、韓国語、タイ語)を表示するために必要なフォント設定について記述します。各言語のフォントはWindows環境で使用されているフォントを記述しています。またコード記述例にあるAPIの詳細およびTrueTypeフォントの登録については、Cookbookを参照してください。

中国語(繁体字)のフォント設定

中国語(繁体字)を表示するためには以下のフォントおよびエンコーディングを使用します。

フォント エンコーディング
PMingLiU, MingLiU などETen-B5-H, CNS-EUC など

コードを下記のように記述することで設定します。デフォルトのエンコーディングを変更します。さらに文字列を挿入するFieldを取得し、フォントを設定します。

記述例

// エンコーディングを変更する。
report.setCMapEncodingName(CMapEncodingName.ETen_B5_H);
....... (略) .......
// Fieldのフォントを設定する
field = report.getField("xFree");
field.setFontName("PMingLiU");
report.putFieldData(field, "繁体字の文字列");

韓国語のフォント設定

韓国語を表示するためには以下のフォントおよびエンコーディングを使用します。

フォント エンコーディング
Gulim, GulimChe などKSC-EUC-H, KSCms-UHC-H など

コードを下記のように記述することで設定を行ないます。デフォルトのエンコーディングを変更します。さらに文字列を挿入するFieldを取得し、フォントを設定します。

記述例

// エンコーディングを変更する。
report.setCMapEncodingName(CMapEncodingName.KSCms-UHC-H);
....... (略) .......
// Fieldのフォントを設定する
field = report.getField("xFree");
field.setFontName("Gulim");
report.putFieldData(field, "韓国語の文字列");

タイ語のフォント設定

タイ語を表示するためには以下のフォントおよびエンコーディングを使用します。

フォント エンコーディング
Tahoma などなし(フォント埋込のため)

TrueTypeフォントをPDF文書に埋め込むことで表示を行ないます。まず文字列を挿入するFieldを取得し、フォント埋め込みを指示します。次に使用するフォントを指定します。

記述例

....... (略) .......
field = report.getField("xFree");
// Fieldのフォント埋込を指定
field.setIsEmbeddedFont(true);
// Fieldのフォントを設定
field.setFontName("Tahoma");
report.putFieldData(field, "タイ語の文字列");

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