○概要
Windows10の通信先によっては、FTP結果チェックが正しく
動作しないことが判明しました。
現バージョンでは、制約とさせていただき、次のバージョンにて対応致します。
(次バージョンのリリース時期は2017年度中、詳細は未定です)
ご不便をおかけ致しますが、よろしくお願い致します。
○詳細
Windows 10では、FTPコマンドの仕様に変更があった為、
UTF-8に対応していないFTPサーバとの通信にて、エラーコードが返されます。
これにより、OPENWAY FTのFTP結果チェックコマンドは、
ログイン前に異常を検知したと判断し、異常終了致します。
○ 確認方法
FTPサーバがUTF-8対応しているかどうかは、以下の方法でご確認ください。
コマンドプロンプトより、ftpコマンドを実行します。
◇UTF-8対応のFTPサーバの応答例
> ftp <ホスト名> <ホスト名>に接続しました。 220 (vsFTPd x.x.x) 200 Always in UTF8 mode. |
◇UTF-8未対応のFTPサーバの応答例
> ftp <ホスト名> <ホスト名>に接続しました。 220 (vsFTPd x.x.x) 501 OPTS UNSUCCESSFUL; SPECIFIED SUBCOMMAND NOT RECOGNIZED. |
黄色文字で記載されたメッセージにエラー番号「4xx、5xx」が
含まれる場合、FTP結果チェックが正しく判定できません。
「2xx」を返すFTPサーバはUTF-8対応しています。
○補足
Windows10より、接続の後に自動的にFTPサーバに「OPTS UTF8 ON」を
送信するよう、FTPコマンドの動作が変更されております。
(FTPコマンドの多言語化対応)
現時点では「OPTS UTF8 ON」の送信を抑止する方法が
ないことから、回避策はございません。OPENWAY FT側
での対応を検討中です。