国立研究開発法人 防災科学技術研究所様

防災科学技術に関する基礎研究及び基盤的研究開発、 それらに係る成果の普及及び活用の促進等の業務を総合的に行い、防災科学技術の水準の向上を図り、成果の防災対策へ の反映を図ることにより、「災害から人命を守り、災害の教訓を活かして発展を続ける災害に強い社会の実現を目指すこと」を目標に活動されている国立研究開発法人 防災科学技術研究所様。

2007年11月よりMJ@lertを導入し、防災科学技術研究所の全館放送設備と自動連携しておりますが、今回、東日本大震災時の状況につきお伺いさせて頂きました。

所在地:茨城県つくば市天王台3-1
URL:https://www.bosai.go.jp/

緊急地震速報システム導入の目的は?

緊急地震速報には、防災科学技術研究所の地震観測データやデータの即時処理技術が使われています。 そのような研究成果の利活用の一環として、放送設備との自動連携システムを構築し、研究所で働く人たちや訪問される方々の安全を図るために導入しました。

MJ@lertを選んだ理由

研究所内に、サーバ等が必要なく、受信端末のみでシステムを構築できるということと、情報送信の確実性の観点からMJ@lertを選択しました。

社内での活用事例

予測震度4以上で、自動的に緊急地震速報を全館放送するというような運用をしています。 2007年11月に導入後、実際の地震の発生により何度も緊急地震速報を放送しており、その放送を聞いて大きな揺れを感じるという実体験等の効果もあり、放送を聞いた際には冷静に身を守る対応がとれるようになっていると思います。

導入効果

緊急地震速報を聞いた場合は、丈夫な机の下に身を隠したり、床に身を伏せる等の慌てず身を守る行動を推奨しています。また、事前の対策として棚やロッカーを固定する等の転倒防止対策も徹底しています。

2011年3月11日の東日本大震災時は、緊急地震速報の全館放送が開始されてから震度5弱相当の大きな揺れが研究所を襲うまで1分近くの猶予時間があったことがデータ解析の結果から分かっています。

緊急地震速報を聞いたときの冷静な対応や、日頃からの転倒防止等の事前対策の効果もあり、負傷者がいなかったことは不幸中の幸いだったと言えます。

このように研究所では最終的に震度6弱という強烈な地震動に見舞われながらも人的被害を免れることができました。しかし、今回の大震災で東北地方を中心に数多くの方が被災され、今でも不自由な生活を余儀なくされている現実を思うとき、素直に安堵することはできません。

最後に今回の大震災で被災された皆様に、心からお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復旧・復興をお祈り申し上げます。

国立研究開発法人 防災科学技術研究所様

国立研究開発法人 防災科学技術研究所様

研究所で働く人たちや訪問される方々の安全を図るために導入しました。

ミドリ安全株式会社様・ミドリロジスティックス株式会社様

ミドリ安全株式会社様・ミドリロジスティックス株式会社様

地震による荷物の落下で被災する事態は絶対に避けなければならないとの経営判断で導入を決めました。

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